映画【天気の子】の裏テーマは少子化問題かもしれない
注意!この記事は作品のネタバレを気にせず、考察しております
ドバッと落ちる大雨の後に謎の命が産まれる
その表現を観て破水だと思ってから、いろんな表現が出産や少子化問題を表しているように思えた
思ったところをとにかく箇条書きにしてみる
- 人柱になるのは晴れ女だけ→妊娠出産するのも女だけ
- 晴れ女の身体が変化していく→出産のために身体が変化していくみたい
- 一緒にホームページを作ったり、祈り中に飴を用意する帆高→名付けを考えたり、ツワリの心配をする夫みたい
- 大きなイベントなのに一人の女の子任せでいいんですか→具体的な解決策を出さず子どもを産んで欲しいというだけの政治家もいたよな
- 雲の上での陽菜を取り囲む魚→卵子に群がる精子にみえる
- 帆高が陽菜を迎えに行くシーン→中絶というか子どもより母体を優先した瞬間なのかな
- もうすぐ18歳じゃなくて14歳→もうすぐ結婚できるどころか14歳の母
- 沈み衰退していく東京→少子化により人口が減った東京
- 元は海で元に戻るだけ→人口も元は少ない、ただ元に戻るだけ
などなど、一度気になり出したらいろんなシーンで出産を連想してしまいました
作中では魚という表現でしたが、人柱の伝承として考えるとあの魚の正体は龍神様でしょう
昔の人は水害を治めるために女の子に龍神の花嫁という役割を押し付けて生贄にしてきたわけですが、この作品ではそういう生贄を作るぐらいならみんなで問題を受け入れようというのがテーマなのかなと思いました
もしも考察が当たっていたら、人柱を立てず人口が減っても未来はきっと大丈夫だから一人で社会問題を背負わなくていいんだよ、というのが監督からの隠しメッセージなのかな
以上、私なりの考察でした!